【伝統の生け花】 この花は550年以上の歴史がある生け花の組織 池坊(いけのぼう)の型のある生け花です。 この型 自体が正式に決まったのが200年以上前で型の名前を生花正風体(しょうかしょうふうたい)と言います。 生け花の型とは大まかな形が決まっていてその型と植物の自由な動きを合わせることで決まり事の中にある自由性に美しさを見出すものです。 生花正風体は型以外にもルールがあり、そういうった生け花のカテゴリーの事を「様式のある生け花」と言って生け花の業界では自由に構成する生け花と区別しています。 __________________ 【池坊を習っている人向けの生け方のコツ】 今回リンドウを3本で生けましたが、リンドウはタメが効かず細い茎の部分以外はほぼ曲げることは出来ないと言っていいでしょう。 タメの効かない草木を生ける際のコツはいつも以上に少し余分に花材を用意しておくことです。 花屋さんで一本ずつ花材を選ばせてもらえる場合は必要ありませんが選ばせてもらえる状況の方が稀ですので、5本で生けようと思ったら7~8本程度を余分に用意する。 もしくは5本で生けようと思っていた場合に5本全てが上手く働かないと思った場合は逆に減らして思い切って3本で生けるなどして無理に用意している分を全て使い切ろうとしないことです。 予算が無いから余分に用意したくないと言う方は枝の動きを見極める眼を養うことと多い本数と少ない本数でも生花を生けられるようにたくさんの作例を見ることで花材の取捨選択がある程度自由にできるようになります。 ー その他上達のコツ ー ◆型のある生け花上達のコツ(全ての流派共通) https://flowers-ikebana.com/style-improve ◆生け花上達のコツ【自主練習編】 https://flowers-ikebana.com/voluntary-training ◆生け花上達のコツ【事前準備編】 https://flowers-ikebana.com/advance-preparation ◆生け花上達のコツ【お稽古の後にすること編】 https://flowers-ikebana.com/review […]
1,819 total views, 2 views today